2009年3月水戸市議会が始まりました
2009年3月水戸市議会定例会が5日から始まりました。会期は23日までの予定です。
2009年度予算案と、条例などの議案20件を審議します。
予算総額1,568億円に対し、市の借金は2,347億円
一般会計の予算規模は825億円、特別会計が743億円で、予算総額は1,568億円(前年度比マイナス3.4%)です。
市債(市の借金)は、一般会計と特別会計合わせて2,347億円。市民1人あたり約88万円。これに対し、基金は32億円で市民1人あたり1万2千円という財政状況です。
日本共産党水戸市議団で費用弁償廃止の条例提案
日本共産党水戸市議団は、議員に支給されている費用弁償を廃止する条例を提案しました。今議会の中で、審議され、賛否を問う採決が行われます。
現行の条例では、議員が本会議や委員会に出席した場合、交通費や日当の名目で1回5,400円から5,700円が費用弁償として支給されています。これは県内で一番高い費用弁償です。支給している市でも石岡市で2,000円、下妻市では1,000円です。取手市、古河市、常陸太田市、北茨城市、小美玉市では費用弁償を支給していません。日立市では最近、費用弁償を廃止しました。
廃止を求める理由として、1)議員には月59万円の報酬が支給されている、2)費用弁償は報酬の二重払いである、3)費用弁償の支給総額は987万円(2007年度)であり、廃止により議会費を削減できます。
本会議で一般質問に立ちます(3月12日もしくは13日)
本会議質問では、保育所の定員がいっぱいで入れない問題や、医療費助成制度(マル福)の拡充、公共交通の維持・活性化などについて質問する予定です。
■質問項目■
1、保育行政について
(1)保育所の新設をすすめ、保育所に入れない子どもをなくすこと
1) 3月1日現在、408人にのぼる待機児童の問題への認識
2) 母子家庭の待機児童数
3) 待機児童の認可外保育施設の利用状況
4) 今年4月の入所数および待機児童の見込み
5) 施設整備促進策として、用地取得への助成や補助上乗せを行うこと
6) 国、県の緊急整備事業期間(21、22年度)における、市の計画を引き上げること
7) 入所手続きや情報提供の改善を
(2)保育料減免制度の適用について
1) 過去の減免実績件数
2) 減免要綱を作成すること
(3)一時保育の拡充について
1) 実施保育所に対し、補助の認可施設数を増やすこと
2) 専任の保育士配置や部屋の確保について
2.子育て支援事業について
(1)新たな子育て支援・多世代交流施設の整備に向けた検討状況
(2)市民センターにおける子育て広場などの専用スペースの設置と、事業予算の拡充について
(3)幼稚園での子育て支援事業の実施について
3.医療費助成制度について
(1)妊産婦医療費助成の対象を削らないこと
1) 県が7月から対象を削る計画に対し、市として継続を強く申し入れること
2) 県が削減を実施した場合は市独自で継続すること、その影響額について
(2)乳幼児医療費助成の拡充について
1) 所得制限の廃止や、対象年齢の引き上げへの考えと、必要となる助成額について
4.公共交通の活性化について
(1)茨城交通の民事再生に伴う公共交通の維持確保について
1) 全路線、雇用の継続を求めること
2) 廃止の協議が進められている4路線について
3) 県補助要綱の緩和および市の財政支援への考えについて
(2)デマンド型タクシーの運行を含め、市民の利用ニーズ調査を行うこと