水戸市議会政治倫理条例を2008年9月議会に有志議員で提案

2008年9月水戸市議会定例会 9月3日~25日に開かれる

2008年9月定例議会が召集告示され、8月28日に開かれた議会運営委員会で、会期は9月3日~9月25日までに決まりました。
当初、9月19日までが会期予定でしたが、決算特別委員会を9月議会中に開くために会期を延長しました。これまで水戸市議会では、9月議会と12月議会の間に、決算委員会を5日間程度開き、昨年度の一般会計や特別会計、水道事業会計などの予算がどのように使われたのか審議を行い、決算の認定を行ってきました。
今回から、9月議会中に決算委員会を開くことになりましたが、委員会は3日間とされました。審議時間が短くなることは、市民の税金が適正に使われたのか、どのような事業や施策が行われたのか、予算の執行状況を調査する議会のチェック機能が十分果たせなくなるのではないかとの考えで、共産党はこれまで通り決算委員会を開くよう求めましたが、多数決で今回からの変更が決まりました。

「水戸市議会政治倫理条例」案を議員提案し採択めざす

また、9月議会に、議員提案で「水戸市議会政治倫理条例」が提案されることになりました。全体で13条から成る条例案ですが、その第1条に目的が掲げられています。


(目的)第1条 この条例は、市議会議員(以下「議員」という。)が市政に関して市民の厳粛な信託を受けていることを認識し、市民全体の代表者として人格及び倫理の向上に努め、いやしくもその地位による影響力を不正に行使して自己の利益を図ることのないよう必要な措置を定めることにより、議員の政治理入りの確立並びに市政に対する市民の理解及び信頼の確保を図り、もって公正で開かれた民主的な市政発展に寄与することを目的とする。

議員が自らの利益のために政治的な地位を利用しないよう規制する目的であり、倫理上、当然と言えば当然のことではあるのですが、茨城県内44市町村のうち17自治体で条例が制定されています。
9月議会に提案するにあたり、水戸市議会議員30名のうち21名の議員が提出者として氏名を連ねました。共産党も私を含め、田中真己議員、中庭次男議員の3名全員が提出議員になりました。
現在2期目の同期議員である民主党の川崎篤志議員や、社民党の玉造順一議員、保守系の田口米蔵議員などと一緒に、私も1期目の時から勉強会を重ね、条例案の中身を検討してきましたが、まとまった案を昨年の6月議会で設置された「水戸市行財政改革及び議会改革等調査特別委員会」に提起し、条例制定をめざしてきました。
会期中の9月12日に本会議に条例案が提案され、趣旨説明や議案質疑、委員会での審議などを経て、議会最終日の9月25日に採決される予定です。賛成多数もしくは全会一致で採択されることを望んでいます。

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