茨城県議団ニュース 2024年2月号

茨城県議団ニュース 2024年2月号表 茨城県議団ニュース 2024年2月号裏

高齢者の補聴器に補助広がる

古河市、筑西市、土浦市、城里町につづき
常総市、龍ケ崎市、つくば市、東海村でも2024年度に実施予定

予算を審議する議会が各市町村で開かれ、その予算案に高齢者の補聴器購入補助や適切な利用を支援する事業が盛り込まれるかどうか注目されています。
現在実施している古河市(1万円)、筑西市(2万円)、土浦市(2万円)、城里町(1万円)につづき、2024年度に常総市(5万円)、龍ケ崎市(3万円)、つくば市(3万円)、東海村などが実施予定とされています。 これ以外にありましたら県議団までお知らせください。

年金者組合などが自治体要請・議会請願

水戸市は、昨年12月議会で日本共産党市議団の質問に、福祉部長が「難聴は認知症を進める危険因子のひとつであり、補聴器使用は有効な手段。 市として耳鼻科の医師にヒアリングを実施した。他自治体の動向をみて総合的に判断する」と答えていましたが、予算に盛り込まれませんでした。 これからも年金者組合など市民団体と運動を広げていきます。

難聴は認知症リスクに

日本共産党茨城県議団は昨年夏の議員研修会で、筑波大学附属病院 耳鼻咽喉科・頭頸部外科教授の田渕経司医師を招いて、加齢性難聴について学習しました。
田渕教授は、年齢による聴覚の衰えは50歳から始まり、60歳以上で3人に1人、70歳以上で約半数にあるとし、日本で1,437万人以上いると話し、以下の点を強調しました。

○補聴器利用のポイント
▼補聴器の必要性と効果を適切に判断
▼多くの種類の補聴器から適切に選択
▼個人ごとに補聴器を細かく調整
▼効果を得るには適切なトレーニングの実施

○利用にあたって重要なこと
▼「耳の専門医」(補聴器相談医)による診察
▼認定専門店で認定補聴器技能者と相談

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