山中たい子議員が一般質問 県立高校新設を迫る 茨城県議会
日本共産党の山中たい子茨城県議は、3月8日の県議会一般質問で、つくば市内で県立高校が不足し、中学卒業者が市内の高校に進学しづらくなっている問題を取り上げ、「高校の新設を具体化すべきだ」と迫りました。
山中氏は、昨年3月に市内の中学校を卒業した生徒のうち、地元の県立高校に入学できたのは6人のうち1人にとどまると指摘。
高校不足の背景に、つくばエクスプレス(TX)の沿線開発で8万人の人口増を見込みながら、高校を新設しないばかりか、市内の全日制県立高校を半分に減らした県の責任があるとし、「卒業者が市内で進学できるよう高校の増設がどうしても必要だ」と迫りました。
小泉元伸教育長は、「広域で対応すれば、(入学者の)受け皿がない状況だとは考えていない」と述べ、高校新設の要望に背を向けました。
山中氏は、市が県に高校新設を毎年要望し、市議会も全会一致で意見書を上げていると強調。
「沿線開発で移住を推進しても、基本的なインフラである小中学校や高校が整備できなければ、犠牲になるのは子どもたちだ」と述べ、高校の新設を重ねて求めました。
(「しんぶん赤旗」2022年3月12日付より転載。質問・答弁[大要]はこちらから)