観光産業に深刻な被害 共産党議員ら調査 茨城・大子町
台風19号にともなう久慈川などの氾濫により大きな被害が出ている茨城県大子町で10月19日、日本共産党の山中たい子県議、江尻加那県議、佐藤正弘大子町議、隣接する常陸太田市の宇野隆子市議らが被害調査を行いました。
大子町では、これまでに住家の全壊・半壊など計264棟の建物被害が出ており、今後も増える見込み。
床上・床下浸水も529棟で、災害対応の拠点となる役場庁舎も床下2メートルが浸水しました。
地元の観光産業は、JRの不通やバスの浸水、旅館の露天風呂全損など、深刻な被害が生じています。
党議員らは、大子町でJR水郡線の橋梁が流失した現場などを視察。
大子町の椎名信一総務課長は、▽JR水郡線の早期全線復旧▽久慈川の抜本改修▽仮設住宅の整備―などを県に要請したと党議員らに説明。
町内に6カ所ある医療機関のうち4カ所が被災したことから、「医療過疎地域の対応も求めたい」「あまりの被害の大きさに参っている」と話しました。
山中県議団長は、「みなさんの声を行政にしっかり届け、県として最大の支援を求めていきたい」と応じました。
(「しんぶん赤旗」2019年10月20日付より転載。ご相談は電話またはメールフォームでも受け付けています)