台風19号被害 切れ目のない柔軟な支援を 塩川鉄也衆院議員ら被害調査 茨城

台風19号で甚大な被害が出ている茨城県で10月16日、日本共産党の塩川鉄也衆院議員、梅村さえこ前衆院議員(衆院北関東比例予定候補)、山中たい子県議、江尻加那県議らが被害状況の調査を行いました。

水害の様子について住民から説明を受ける塩川鉄也衆院議員(中央)、梅村さえこ前衆院議員(中央左)ら=10月16日、水戸市

久慈川と那珂川が氾濫した常陸大宮市は、10月15日現在で562軒の家屋が床上・床下浸水。今もなお約50人が避難生活を強いられ、水の供給が不安定な状況が続いているほか、水戸市と福島県郡山市を結ぶJR水郡線で、大子町内の橋りょうが流失した影響により常陸大宮~郡山間で不通になるなど、市民生活に大きな影響が出ています。
被害状況の説明に応じた市の担当者は、「(水郡線は)県北地域の背骨。大変な状況だが、早期復旧を強くお願いしたい」と要望を寄せました。

水戸市では、藤井川や那珂川などの越水で藤井町や岩根町、国田地区などが浸水しました。市内では、10月16日午後1時現在で120人が避難しています。
市内の中学校に避難する女性(70)は、「家は床下から180センチの浸水で下着も何もかもなくなった。夜も眠れない」と不安を口にしました。

市の担当者は、避難所での食事の提供をめぐり、地域の防火クラブが温かい食事を提供していることなどを紹介。
塩川氏は、被災者の住宅再建などをめぐり、「一人ひとりの状況に応じて、切れ目のない柔軟な支援をしてほしい」と求めました。

「しんぶん赤旗」2019年10月17日付より転載。ご相談は電話またはメールフォームでも受け付けています)

こうすれば避難所の生活は改善できます