豚コレラ問題 共産党が養豚農家と懇談 茨城・結城

日本共産党茨城県委員会と党茨城県議団は9月25日、豚コレラの感染が隣県の埼玉県まで拡大していることを受け、県西農民センター(結城市)で養豚農家と懇談を行いました。
山中たい子県議、江尻加那県議、大内久美子党県副委員長、上野高志党県副委員長が参加しました。

農家からは、「豚コレラが茨城県内に入ってくるのは時間の問題ではないか」「野生のイノシシの死骸を食べたカラスなどが豚舎にきて、ウイルスを媒介する可能性もある。防鳥ネットの対策も必要だ」など不安の声が上がりました。

また、来年の東京オリンピックで大勢の外国人が来日することから、「アフリカ豚コレラについても茨城空港などからの侵入が心配。検査官や検疫探知犬を拡充するなど体制を強化してほしい」などの訴えがありました。

県内では30年ほど前までは豚コレラワクチンが使用されていました。
農家からは、「茨城でもワクチン接種を急いでほしい」「感染した場合、営農再開ができる十分な補償をお願いしたい」など強い要望が寄せられました。

(「しんぶん赤旗」2019年9月28日付より転載)