江尻かな活動レポート No.5(2018.2.4)

 

項目

2018年 防災環境商工委員会 「原子力問題」を重点審査テーマに求める

今年最初の県議会防災環境商工委員会が2月1日に開かれ、生活環境部と商工労働観光部の各課から説明や報告がありました。

私は昨年に引き続き防災環境商工委員会の委員となり、今年の委員会の重点審査テーマに「原子力問題」を取り上げてもらいたいと委員長に求めました。
重点審査テーマは、議長と委員長の協議で決定することになっていますが、「東海第2原発が運転開始40年を迎える年であり、県民の関心も高く、委員会でもしっかり調査・審議したい」と提案しました。

昨年の防災環境商工委員会は、『野生鳥獣の保護管理の推進』と『魅力ある観光産業の振興』がテーマで、県への提言をまとめた報告書を提出しました。

有効求人倍率 2017年12月速報 茨城労働局 人手不足が深刻

防災環境商工委員会で商工労働観光部長から雇用情勢が報告されました。
昨年12月の茨城県の完全失業率は2.8%、有効求人倍率は1.56倍(全国平均は1.59倍)で前月に比べて0.06ポイント上回ったとのこと。
これらは茨城労働局が「県内の雇用情勢」として毎月詳しく公表しています。それによると、有効求人倍率のうち「正社員」だけをみると1.09倍ですが、この1年間毎月上昇しています。
しかし、実態は「建設・介護・保育・看護」などの職種が全体を押し上げているのではないでしょうか。

そこで、茨城労働局職業安定課に状況を問い合わせました。労働局が毎月調査している「人手不足職種の有効求人倍率」によると、建設5.08倍、介護4.96倍、保育3.84倍、看護3.37倍と、人手不足と言われる4分野がのきなみ高くなっています。

安倍首相は「正社員の有効求人倍率が1倍を超えた」と誇っていますが、求人倍率が急激に高まっている4分野を除くと、1倍を下回ることは確実です。
4分野で倍率が高いのは、低賃金・過重労働が離職と求職者不足を招いているからです。有効求人倍率の上昇はアベノミクスの果実などではなく、失政が引き起こした社会的危機です。

介護職員と保育士の月給は平均22万円余。全産業平均33万円を約10万円も下回ります(厚労省「賃金構造基本統計調査」)。介護職員不足を訴える事業所は6割。その理由は「採用が困難」、「離職率が高い」などでした。原因は「賃金が低い」、「仕事がきつい」が半数を超えています(介護労働安定センター「介護労働実態調査」)。
賃上げと処遇改善はまったなしの課題です。

県議会 2/27~3/23
3/7 午後2時~ 県議会本会議 一般質問にたちます
傍聴におこしください

2/4 水戸市後援会 春のつどい

立春の2月4日、水戸市後援会のつどいが開かれました。
土田きよみ・中庭次男・田中まさき3市議のほか、塩川鉄也衆院議員が国会報告をおこない、大内くみ子参院予定候補からメッセージが寄せられました。私は議会報告と2期目挑戦の決意を述べました。

江尻かなのご挨拶(以下要旨)

みなさんのあたたかい支えがあって、29歳の時から15年、市議・県議として働くことができました。支えがなければ、3人の子育てをしながら続けることはできませんでした。本当にありがとうございます。

いのちをないがしろにする政治を許せません。
高い税金を払えず、県民が悲鳴をあげています。県議になって初めての議会質問で、私は、茨城県の租税債権管理機構の非人間的な差押えに追いつめられ、自ら命を絶った男性のことを取り上げました。遺書には「税金を払うだけの人生はむなしい」と残されていました。

私は、徴税によって自殺者を生むようなことはあってはならないと、正面からただしました。当時の橋本知事は「あってはならないことだ」と答弁し、「生活状況を把握し、適切に対応する必要がある」と答えました。

私は、暮らしをさらに追いつめる国保税や介護保険料のさらなる引き上げをやめさせ、消費税10%増税に反対していきます。

また、去年3月の議会では、水戸市内で起きた児童虐待死事件を取り上げました。
3歳まで乳児院で育った男の子を、児童相談所の判断で家に戻してわずか5日後に亡くなりました。
私は裁判を何度も傍聴し、「県の判断は誤りだったのではないか」「家に戻してから一度も児童福祉司が家庭訪問できなかったのは、経験が少なく人手も不足していることが原因ではないか」と知事に体制強化を求めました。

知事は福祉司を20人増やすことを約束し、実際に増やされました。
男の子の命は戻りませんが、決してなかったことにはさせない、命を守れる県政をつくりたいと思います。

そして、昨年12月の議会では、重症心身障害のお子さんをもつYさんからの相談を取り上げました。
Yさんは、その日の議会傍聴にも来てくれて、そのあと一人で市役所に問合せするなど適切な支援を求めてがんばっています。
できるときまで家族で暮らしたい、でもいずれ親の自分が面倒を見られなくなった時には、娘さんが幸せに過ごせる施設をさがしたいと願っています。

私は、子どもの幸せを願うその思いをまっすぐに届け、私も負けずにがんばる決意です。

こういう活動をあたたかく見守り、一緒になって活動してくれているのが支部のみなさんであり、後援会、しんぶん赤旗読者のみなさんです。

先日、読者のOさんが書いた文章を拝見しました。少し紹介させていただきます。

「私は、赤旗を読み始めてから共産党を支持するようになりました。共産党は一文たりとも政党助成金をもらっていません。戦争法に反対し、憲法を守る護憲の立場です。原発反対で自然や環境を守るという精神がとても良いです。TPP反対で食の安全を守り、消費税や沖縄の基地にも反対し、何よりも核廃絶という立派な考えを持っています。大内くみ子さんや江尻かなさんは、障害者バザーの時に商品を買ってくださり、『さようなら』と声をかけてくれました。これからも、共産党のことを知りたいし、憲法や社会主義、資本論なども勉強したいと思っています」と書いてくれています。

私自身も党の綱領や方針を身に付けるために努力し、議員として県民の暮らしをよくするために働き、党員・後援会員のみなさん、そして社会をよくしたいと願う人たちと心合わせて、これからも力を尽くします。

みなさんのご支援を心からお願いいたします。

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