江尻かな活動レポート No.3(2018.1.21)

項目

障害者・難病患者・こども・ひとり親・ひきこもり・高齢者支援
“茨城型地域包括ケアシステム”をご存知ですか?

昨年、重症心身障害の子どもがいるYさんから相談を受けました。
19歳の娘さんは生まれつき全盲で、重度知的障害とてんかんがあります。
発作などで緊急入院が必要となった場合、対応できる医療機関を探すのに大変苦労しています。

また、去年の春に盲学校を卒業して以降、昼間出かけられる通所施設も見つけられていません。
5歳の弟さんもいて、保育園や幼稚園探しにも苦労しました。こうした場合、行政が窓口になって、家族を支えるための包括的な支援が求められます。

具体的な支援もとめて議会で質問

私は昨年12月、県議会予算特別委員会でYさんの例を紹介し、具体的支援を求めて質問。保健福祉部長は「複数の課題が絡み合うケースなどに対し『茨城型地域包括ケアシステム』の構築を推進している。まず、市町村に相談を」と答えました。

Yさんはさっそく水戸市役所に電話しましたが、「社会福祉協議会に相談を」と言われたり、「それは障害福祉課の担当」と返されたり、具体的相談につながらないと私に連絡がありました。

茨城型地域包括ケアは、単独の制度では解決できず、制度のはざまで支援が届きにくい人や、その家族の生活も考慮し、ワンストップ型の相談窓口を設置し、関係部署が連携して包括的に支援することにより、いわゆる「たらい回し」をなくします。
県地域ケア推進室によると、現在、包括ケアを受けている人は9千人弱いますが、多くは高齢者で、障害者200~300人と取り組みはまだ不十分です。

そこで私も同席し、再度市役所窓口に出向きました。障害福祉課が対応し、娘さんが通所できる施設をさがすなどケアプラン(サービス利用計画)作成等について具体的に相談しました。

水戸市は3年後に実施予定

そこでわかったことは、ケアプランを作る相談員が足りないこと、全盲の人が通える施設が少なく入所施設は県内に1カ所しかないことなどです。
さらに、市は「茨城型地域包括ケアシステム」について、来年度調査、再来年度に地域福祉計画を改定し、2020年度から実施したいと話しています。

小学校で読み聞かせ

子どもが通う小学校で月1回・朝10分間の読み聞かせ活動に参加して2年目です。今月17日は5年生のクラスへ。先月は6年生に『世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ』を読みましたが、真剣なまなざしに感動(^^)

街頭宣伝に激励

17日午前中、水戸市内を宣伝カーで街頭演説しながら、今年の政治課題や抱負を訴えました。
あちこちで地域の方から声がかかり、差し入れや活動募金の激励もいただきました。感謝。

水戸民商もちつき

21日、水戸民主商工会のもちつきにおじゃましました。杵つきのほか、カルタ大会や茨城大学サークルのマジックショーなど盛況でした。

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