大型開発の見直しを 茨城県議会 上野高志議員が討論

茨城県議会第1回定例会は最終日の3月23日、2015年度当初予算案、2014年度最終補正予算案、条例案などの議案を原案通り可決して閉会しました。

2015年度一般会計当初予算案、2014年度一般会計最終補正予算案には日本共産党以外のすべての会派が賛成しました。

採決に先立ち、日本共産党の上野高志議員が討論し、常陸那珂港区建設や八ツ場ダム、霞ケ浦導水事業などの大型開発の見直しを主張しました。

そのうえで、先行取得した工業団地などの開発用地の破たん処理に9年間で2,082億円、茨城空港の就航対策費として補正予算と当初予算に計12億円それぞれ投入していることについて、「県民の納得が得られない支出はやめるべきだ」と指摘。
県民生活優先の予算に切り替えるよう求めて反対を表明しました。

新規立地する企業に法人事業税、不動産取得税を免除する条例の3年間延長についても反対し、“企業呼び込み型”から中小企業支援の政策に転換するよう求めました。

(「しんぶん赤旗」首都圏版 2015年3月24日付より転載。上野県議の討論全文はこちらから