統一地方選 激戦勝ち抜き3人全員当選 水戸

新人が14人立候補する激戦となった水戸市議選(定数28)で、日本共産党は現職の田中まさき(54)、土田きよみ(58)、新人のなかにわ由美子(50)の3氏全員が当選し、現有3議席を確保しました。

全員当選を喜び合う田中、なかにわ、土田の3氏ら

全員当選を喜び合う江尻かな議員、田中、なかにわ、土田の3氏ら(右から)=4月23日、水戸市

3氏は選挙戦で新市民会館整備などに巨額の税金を投入する一方、老朽化した学校の整備などは後回しだとして暮らし・教育優先への市政転換を強調。
市議会唯一の野党として、党議席の値打ちを訴え抜きました。

田中市議団長は当選後、「新しい党市議団で公約実現へ頑張りたい。住みやすい水戸市をつくるために力を尽くす」と抱負を語っています。

大内くみ子氏「次につながる」 水戸市長選 2万4788票獲得

4月23日に投開票された水戸市長選で、「明るい水戸市をつくる会」の大内久美子氏(73)=無新、共産推薦=は24,788票(得票率26.95%)を獲得したものの及びませんでした。当選は現職の高橋靖氏(57)。67,194票を獲得し、得票率は73.05%。

「市民の声を訴えることができた」と語る大内氏

「市民の声を訴えることができた」と語る大内氏=4月23日、水戸市

大内氏は選挙戦で、「大型開発優先、利権うずまく市政を暮らし・福祉優先に変える」と力説。東海第2原発の廃炉、小学校給食の無償化を訴えました。

大内氏は選挙後、「訴えた中身は市民皆さんの声だった。市民のための水戸市政をつくる上で、次につながる選挙だった」と語りました。

(「しんぶん赤旗」2023年4月25日付より転載)