東海第2原発「再稼働」ストップへ 住民一人ひとりの意思にかかっています(茨城民報2018年号外)

みなさんからのご意見やご要望をお聞かせください

茨城県にあるただ一つの東海第2原発(日本原電)は、稼働して40年の原発です。稼働期間40年の期限となる今年11月までに、日本原電が国の委員会に申請した「20年運転延長」に対する審査結果が出ることになります。
いま、重要な段階を迎えています。

「再稼働ストップ」の一点で力を合わせよう!!

今年3月29日、原発周辺の6市村(水戸市、日立市、ひたちなか市、常陸太田市、那珂市、東海村)は、日本原電が東海第2原発を再稼働させるには「実質的に(6市村の)事前了解を得る」ことを明記した新安全協定を結びました。

原電は、「新協定」を結ぶ協議のなかで、「とことん協議する、1自治体でも了解が得られなければ再稼働はできない、協議を打ち切ることはない」としています。自治体の首長と議会の責任はよりいっそう大きくなります。
再稼働を止めるのは住民です。草の根の住民パワーで必ずストップさせましょう。

茨城県内28議会で可決

6月定例水戸市議会で、「東海第二原発の再稼働を認めないことを求める意見書」が可決。これを受けて意見書が国と茨城県に提出されました。
茨城県内では28の市町村議会で、再稼働や運転延長反対、廃炉を求める意見書が可決しています。
さらに、栃木や千葉などでも反対意見書を可決する自治体が相次いでいます。

首都圈にただ一つの原発

首都圏唯一の東海第2原発は、首都東京まで約110キロの東海村に位置しています。事故が起きれば、関東一帯にも、とりかえしのつかない被害に拡大します。
より広範なみなさんに訴え、行動を起こすことを目的に、今年5月都内で「とめよう!東海第二原発首都圏連絡会」が結成されました。
日本共産党も茨城などから参加しました。

東海第2原発は

■技術的な危険がある

  • 福島第1原発事故 原因は未解明
  • 老朽化し、耐震性が脆弱
  • 燃えやすいケ一ブルが残る…など

■電力供給の面からも必要ない

  • 原発がなくても、電力は不足しない

■事故を起こし破産状態にある東京電力からの資金援助は説明かつかない

茨城民報2018年号外(PDF)