「戦争NO!安倍政権NO!リレートーク@茨城」での江尻かな県議の訴え

8月23日に水戸駅南口で行われた、「戦争NO!安倍政権NO!リレートーク@茨城」での江尻かな県議の訴えです。

訴える江尻県議=8月23日、水戸市

訴える江尻県議=8月23日、水戸市


日本共産党茨城県議会議員の江尻加那です。

いま、毎週のように、毎日のように、全国各地で湧き起っている戦争法案反対の声、「安倍政治を許さない」の行動は、集約しきれないほどに広がっています。
地域で、大学で、駅前で、商店街で、国会前に行けなくても、自分が生きているこの場所で、声を挙げていくことが、まさに国民の世論ではないでしょうか。

戦後70年の節目に、日本の国のあり方が注目されるときに、戦後の出発点であるポツダム宣言を「つまびらかには読んでいない」と言う総理大臣。
法案制定前からアメリカ軍との一体化を秘密裏に具体化し、暴走する防衛省。
安保法案に反対する学生たちを「自分中心、極端な利己的考え」と叫ぶ自民党議員。
こんな政権に私たちの未来を左右させることは絶対に許せません。
民主主義を忘れ去った安倍政治から、民主主義とは自分たち国民のものだと立ち上げる青年・学生たちにこそ、未来があると私は確信しています。

いま、本当に大事にしなければならないと思うことは、70年前、あの悲惨な、激烈な戦争を直接体験し、戦後の混乱期を生き抜いてこられた方々の言葉ではないでしょうか。
「どんなことがあっても、戦争は絶対にしちゃならない」この言葉が魂として込められ、戦後の礎となってきたのが憲法9条の平和原則です。

戦後生まれの私が、初めて戦争に怒り震えたのは、あのアメリカ同時多発テロのあと、アフガニスタンやイラクに、アメリカが次々と先制攻撃をしかけ、逃げ惑う多くの子どもや市民がアメリカ軍の空爆によって傷つけられる映像を連日目にした時です。
包帯でぐるぐる巻きにされた姿で訴えかける子どもたちの瞳が、当時2歳だった自分の息子と重なり、何度も怒りと涙が込み上げました。

武力では何も解決できない。それどころか、憎しみとテロを生み出すだけ。
軍事力で本当の平和を創ることはできないことを、今の世界が示しています。
安全保障環境が変化したというなら、こういう国際情勢だからこそ、憲法9条を生かした日本の外交力を発揮することが世界への、アジアへの貢献ではないでしょうか。

戦争は、私たち人間の一番大事なものを奪う、国家の横暴、暴走だと思います。
安倍政治の暴走を許せば、行き着く先は戦争への道です。
そして、二度と繰り返してはならないのは、戦争と同時に原発事故です。
危険な原発を再稼働させた安倍政権を許せません。
この政治を食い止め、民主的な政治をつくるのは他の誰でもない、私たち一人ひとりです。

日本共産党も野党共闘を広げながら、国民の世論で安倍政治をストップさせるために奮闘する決意です。
ともに未来を開きましょう。