茨城県議会 戦争法案の請願不採択 江尻氏反対討論

茨城県議会第2回定例会は6月18日、条例案など16議案を原案通り可決して閉会しました。
「『戦争法案』の慎重審議を求める請願」(平和団体提出)は不採択とされ、「労働者派遣法改悪法案の廃案を求める意見書」(日本共産党提出)は否決されました。
いずれも「オール与党」議員が反対したものです。

日本共産党の江尻加那議員が採決に先立つ討論で、マイナンバー制度の関連条例案について、情報の漏えい・流出の危険性を指摘し、マイナンバー制度の中止を要求。
県立東町運動公園を水戸市に無償譲渡する条例案については、「市は多くの住民が利用しているプールやテニスコートを廃止して、全国大会を呼び込む大規模施設を建設する計画だ」と指摘して反対しました。

2つの下水道施設に指定管理者制度を導入する条例案について、江尻氏は「県職員が少なくなれば公の責任が果たせなくなる」として反対を表明。
「『戦争法案』の慎重審議を求める請願」の採択と「労働者派遣法改悪法案の廃案を求める意見書」の可決を主張しました。

(「しんぶん赤旗」首都圏版 2015年6月19日付より転載。反対討論全文はこちらから「可決された意見書・決議」および「議案等に対する各会派等の採決態度」は県議会のページをご覧ください。